子ども達に大人気！「おしりたんてい」の魅力
「おしりたんてい」って知っていますか？
土曜日の朝にアニメ放送もしているので知っている方も多いのではないでしょうか。
「おしりたんてい」ってなんともぶっ飛んだネーミングで、僕も初めて聞いた時は「えっ！？」ってなりました（笑）
今、幼児〜小学生を中心に爆発的な人気の児童書で、2012年の刊行以来なんとシリーズ累計600万部を超える大ヒットなんだとか。
（ちなみに、最近話題になった本といえば、浜崎あゆみの小説「M」ですが、2019年10月現在16万部なんだとか。刊行されたのが7年前ですが、にしても600万部ってすごいですよね。）
うちの子ども達も大好きで、今現在発刊されている9作品のうち5作品は持っています。
先日も、本屋さんで「何か本買おうか？」って言ったら、真っ先に「おしりたんてい！」って返答が返ってきました。
何がそんなに子ども達を惹きつけるのでしょうか？
確かに、子ども達は「おしり」とかそういうキーワードが大好きですよね。
それ以上に、おしり探偵の紳士的なキャラクター設定と、魅力的なキャラクター達と、ストーリーが惹きつけるのかなと思います。
◎ おしり探偵ってどんなお話？
どんな時も冷静沈着で、趣味はティータイムと読書というIQ1104（いいおしり）の頭脳を誇る名探偵の「おしりたんてい」のもとには、トラブルに巻き込まれた人たちからの依頼や怪盗からの挑戦状が舞い込みます。数々の難事件を「しつれい こかせていただきます。」という決め台詞とともに必殺技を繰り出し、助手のブラウンとともに「ププッ」と解決していく、コミカルならも正真正銘の探偵物語です。
◎ 作者のトロルさんってどんな人？
作者は「トロル」。トロルさんというお名前ではなく、物語を担当している田中陽子さんと、絵を担当している深澤将秀さんによるコンビ作家のお名前だそうです。ハリーポッターの世界観もそうですが、どうして「おしりたんてい」が誕生したのかなど、実際に聞いてみたいこともたくさんありますね。
◎ おしりたんていはなぜ人気なのか！？
① おしりたんていの事件の解決方法がおもしろすぎる！
事件の謎を解き、犯人を追い詰め、最後に出す必殺技がなんと「おなら」！
おしりたんていならではの必殺技ですが、こういうの子どもって大好きですよね。
しかも、この必殺技の「おなら」を繰り出すときの挿絵が劇画タッチ（「おなら」をくらう方も劇画タッチになります）になり、臨場感と迫力があります。この絵だけで笑えます。
② おしりたんていの素敵なキャラクター設定や、愛らしい登場人物に惹かれる！
「おしり」という一見下品なモチーフですが、実際のおしりたんていはエレガントで上品。女性に対してもすごく紳士的。うちの長女は女子ですが、このクールで上品なキャラクター設定が好きなようです。好物のスイートポテトと紅茶を楽しむシーンはとても優雅で素敵です。
おしりたんてい以外にも、わんころ警察署の「マルチーズ所長」やおしりたんてい事務所の一階にある喫茶店「ラッキーキャット」の「すずさん」など、個性的で魅力的なキャラクターが多いのも読者を惹きつけるポイントかなと思います。
③ 本に散りばめられた「謎解き」や「遊び」が楽しく充実感がある！
これが人気の一番のポイントかなと思います。
物語自体の謎解きと合わせて、謎解きの過程に出てくる「遊び」がすごく楽しいんです。どんなものがあるかというと・・・。
暗号、文字合わせパズル、迷路、間違い探しなど結構難しいものもあり、子どもと一緒に大人も楽しむことができます。
テレビゲームなどで子どもと一緒に遊ぶことも楽しいのですが、こういった本を読みながらの子どもとのコミュニケーションもすごく楽しくて、こういう本がきっかけとなって一緒に頭をつかって考えることって大切だなと思います。そして、子どもが「できた！」「謎が解けた！」っていう充実感や達成感をえられることが子どもを夢中にする秘密なのかなと感じます。
（年齢がバレますが、僕らの世代では「かいけつゾロリ」シリーズに夢中になったのを思い出します。）
おしりたんていは2019年10月現在、全9巻まで発刊されています。
小学校低学年からのよみものシリーズではありますが、幼稚園の年長さんくらいであれば、楽しく読むことができると思います。
幼児から小学生から楽しめる絵本シリーズも発刊されているようです。
本屋さんなどでみかけたら、ちょっと見てみてください。
お子さんへのプレゼントにもオススメです。
↓第9巻「おしりたんてい ラッキーキャットは だれの てに！」
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